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先日、バンコク都内にて、昨年度から弊社がレップ業務を受託している岡山県の観光セミナーと商談会を開催いたしました。
コロナ明けは、タイ-中国間の観光ビザの緩和もあり、比較的低価格な中国へのツアーが売れているため、訪日ツアーを取り扱う旅行会社の皆さんは苦戦していますが、それでも将来を見据えて、常に新しい目的地を探しています。
そして日本側もタイを有望市場としてプロモーション合戦が激しく行われています。
毎月のように、日本への視察ツアーや日本からのセールスコールが実施される中で、どのようにエリアを見せて売っていくのかは最も重要な点です。
この商談会を見据えて、6月には岡山県内で弊社代表の比護によるタイ市場の勉強会を行いました。

タイはどのような市場なのか、統計的な数字だけではなく、実際に日々旅行会社とのやりとりで更新されていく最新の状況や、タイ市場におけるプロモーションの失敗例なども踏まえながら、県内自治体・事業者の皆様と準備をしてきました。
弊社による岡山県現地セミナーの開催は初めてです。今回、ダイヤモンドルート、香川、四国に次ぐ岡山県の「テキストブック」も制作いたしました。

岡山県の概要、アクセス、各エリアの観光スポット、モデルコースに加え、今回商談会に参加される県内自治体・事業者様の説明資料をそれぞれ細かいやり取りをしながら作成しました。
作成に当たり、作業を主に担当するタイ人スタッフ2名と岡山県へ視察にも行きました。インターネットで調べる情報と、実際に体験する情報は温度感が全く異なります。それが作業の効率性だけでなく、いきいきとした文章につながり、よい成果物が作れるということを弊社は決して軽視しません。



弊社の「テキストブック」は現地の旅行会社の方々にも好評で、これを入手するためにセミナーに足を運ばれる方も多くいらっしゃいます。
タイ語の特性上、印刷物のクオリティがあまり高くないものが多く見受けられます。そうしたタイ語資料を見飽きている旅行会社さんが多いのも現状です。

当日は朝から会場をセッティング。マイクリハーサルやMCとの打ち合わせも済ませて、準備万端です!

タイ側から旅行会社を中心に73社92名の方が参加してくれました。会場は大盛況です。

岡山県様からのご挨拶が終わると、タイ語のMCによる観光セミナーがスタートです!

岡山県観光親善大使に任命されているタイ人留学生のギフトさんとのトークショーをはさみます。


そしてコーヒーブレイクには、岡山県産のお菓子をお持ちいただきました。岡山と言えば!のきびだんごに、白桃のラングドシャ、マスカットゼリー。どれも大好評でした。

後半は商談会です。今回、岡山県内から13団体に商談会にご参加いただきました。

タイの旅行会社さんは他社と相席をすることも多いので、1度に2-3社との商談となりました。慌ただしくはありますが、まずは岡山県やそのコンテンツを知ってもらうために、なるべく多くの会社と商談いただくことが大切であると考えています。



今回は岡山・倉敷のジャパンデニムの小物づくり体験ブースも用意していただき、こちらも大盛況でした。


そして、商談会参加者の皆様にご提供いただいた岡山の素敵なもの・美味しいものが当たるラッキードローも実施しました。

実施後、現地旅行会社の皆さんからは、「すごくよいセミナーだった」「安心して読めるタイ語の資料が手に入ってありがたい」等、多くのお褒めの言葉をいただきました。
最初にも書きましたが、「毎月のように、日本への視察ツアーや日本からのセールスコールが実施される中で、どのようにエリアを見せて売っていくのか」。
市場や現地を理解した上で、受け入れ態勢を整え、相手のニーズに適したコンテンツを丁寧に説明しつづけていくこと。地道に関係性を築き上げていくこと。地域で連携を取りながら、柔軟に対応していくこと。それ以外にはないのではないかと思います。
弊社はこれからも、そうした皆さんの地道な戦いにおいて、少しでもお力になれるよう、精進してまいります。