BLOG

ブログ

Wat Sothorn

私たちの事

Wat Sothorn

こんにちは。コリ企画の田中です。

数年前のお話になるのですが、大阪に住む叔父が急性心筋炎で突然倒れて、意識不明の状態が続いていました。

小さな頃からかわいがってもらい、大人になってからも、転職活動の際に3か月ほど居候させてもらった恩もあります。

医師によると意識が戻る見込みはほぼなく、積極的な治療は取りやめ、生命維持に切り替えるということでした。

バンコクに来たばかりだった私は駆けつけることもかなわず、もどかしい思いでした。
色々と調べて、無病息災にご利益があると言われているワット・ソートーン(Wat Sothorn Wararam Woramahaviharn)へ参拝することにしました。

バンコクの自宅から車で出発し、2時間弱かかったと思います。途中からは田園風景になりました。


白と金のコントラストがまぶしい、とても立派な本堂です。


入口でお供えのお花を買って、靴を脱いで本堂に上がります。


本堂は混みあっていました。多くの人が無病息災を願ってここを参拝するのだそうです。私も自分と家族の健康、そして叔父の回復を祈りました。

後で知ったのですが、このお寺はゆで卵をお供えする風習があるようで、皆さんゆで卵!をお持ちでした。お寺の周辺でゆで卵も販売していたのだと思います。


車の中で寝てしまって抱っこで連れてきた汗だくの息子も起きて、一緒にお祈りです。


お祈りを済ませたら、人の流れに沿って、お寺の裏側に移動してみました。庭にはカラフルなお花が咲いていて、白い本堂が一層際立ちます。


そして裏側から見たお寺も、青い空に映えて美しいです。


川沿いに屋根付きの長い回廊があり、暑いので皆さんここで休憩をしていました。



息子が走り回ったり寝転んだりするのを見て、周りの方がほほえましく声をかけてくれました。



とても良い「気」が流れているのを感じ、なんとなく気持ちが落ち着きました。

それからひと月くらいたったでしょうか、ある日母からの連絡で、叔父が奇跡的に意識を取り戻したと聞きました。

数か月意識がなく自発呼吸もしていなかったため、リハビリは大変なようでしたが、現在ではそんなことがあったとは思えない以前通りの元気な姿で生活しています。

どんな奇跡が起こったのか私には知る由もありませんが、それでもあの時、ワット・ソートーンにお参りができてよかったと今でも思っています。

Wat Sothorn Wararam Woramahaviharn Map: https://maps.app.goo.gl/fcV4Jpor8qfa1HS67