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コリ企画代表の比護です。
今日は43歳の誕生日です。2002年から誕生日をタイで迎えることが多くなりましたが、コロナ禍では3年連続、日本で過ごしております。こちらは昨年、2021年のお誕生日。日本の自宅で過ごしました。
私は「お誕生日」という日が好きです。
誰かのお誕生日がやってくるたびに、年に一度は必ずその人に想いを馳せるのです。1年を通して、一度もお会いできなかったかもしれない、電話でお話をしなかったかもしれない、SNSで様子を伺うだけだったかもしれない、でも大切に思っている人っていますよね。そんな相手に盛大に声を掛けられるチャンスであるお誕生日が好きです。
弊社ではイベントのプロデュースや設営も事業として行っております。お客様のサービスやプロダクトをイベントを通してPRさせていただくこともございます。お客様に対してのみならず、一緒に仕事をする仲間に対するお誕生日のサプライズイベントも、コロナ禍に突入する前は、毎年かなり力を入れていました(笑)。弊社は比較的勤労年数が長い者が多いので、何とかバレないように、悟られないように、工夫を凝らすのが大変です。
誕生日が近いスタッフ達へ、会議前のサプライズケーキ
実は、タイでは、お誕生日の人が周囲の皆さんにお食事をご馳走するという慣習もあります。また、食事に行った際に、年長者、組織で位が上の方などがお食事をご馳走する、割り勘にしないという場面が多く見られます。日本で過ごしていると比較的割り勘文化が浸透していて、時々どうしたらよいのか戸惑ってしまいます。タイで25歳から会社を経営しているということは、その時から、基本的には常に食事のお勘定の担当になっているからです。
40歳の誕生日を迎えた際も、私の好きなレストランへ行き、皆で料理を頼み、ワイワイ盛り上がり、お会計は私でした(笑)。お誕生日のプレゼントや、ケーキなどは周囲が準備をしてくださいますが、レストランでは、「私がご馳走するから、どんどん頼んでね!」というノリで、お誕生日の人がご馳走することをネタに楽しく盛り上がります。
3年前の親友ティウさんのお誕生日会でも、ケーキやプレゼントはバンコクから用意していきましたが、ティウさんのご自宅があるラッチャブリ県での夕食会はティウさんがお勘定をご担当。人気の日本料理店で沢山のお刺身がオーダーされ、最後はかなりの金額になっていました(笑)。
タイではお誕生日に「タンブン(徳を積む)」を行うという考えもあり、その方法は多種多様です。お寺へ行っておまいりをして、捕らえられている魚や鳥を買って逃がすこともよく行われます。慈善団体に寄付をする方、孤児院へ贈り物をする方、いろいろな「タンブン」があります。いつも一緒にいてくれる、支えあってくれる周囲の人々に感謝の気持ちを示すために、お食事をご馳走するのも一つの「タンブン」なのかもしれません。
来年こそは!タイの仲間に美味しい美味しいお食事を振舞って、わちゃわちゃ元気なお誕生日を過ごしたいと思います。