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バンコク本社の田中です。今回は、私がタイで感じたカルチャーショックのひとつ、ドリンクの「甘さ」についてご紹介したいと思います。個人的な好みにもよりますので、あくまで私の場合ということで、ご参考までにお付き合いくださいませ。
タイは暑いので、ドリンクスタンドが充実しており、BTSやMRTの駅には必ずコーヒーやジュースのドリンクスタンドがあります。(が、BTSの車内では飲食禁止なのでご注意くださいね)
スーパーにはハーブドリンクも並んでいます。これなんて、ヘルシーそうだし、シュガーゼロって書いてある!!と思って飲むと、、激甘なんです。お砂糖が入ってないだけで、別の甘味料が入っているんですよね。
ただ同じハーブドリンクでも、オーガニックショップ等で売っているものは少し甘さを控えめに感じました。
色々と試すうちに私は、甘さがドリンクの値段に比例することに気づきました。
例えば、町の食堂でハーブドリンクを頼むと、冗談でしょってくらい甘いです。
写真は食堂でオーダーした菊の花茶、ゲッファイと、タイコーヒーのオリアンです。オリアンというのはタイ式の代替コーヒーで、とうもろこしや大豆、タマリンドの種等色々なものが混ざった飲み物です。シロップが半分くらい入っているんじゃないかと思います。
こちらはちょっと高めのレストランで頼んだ、アイスレモングラスティー。甘さは控えめで美味しくいただけました。
チェンマイのおかゆ屋さんでは、温かい菊の花茶がポットで出てきました。少し構えましたが、甘くありませんでした。アイスにする時にシロップを入れるのがデフォルトなのかなと思います。
値段によって甘さが変わる・・これはコーヒーやお茶にも同じことがあてはまるように思います。
例えば、普段使いのドリンクスタンドで25バーツ~50バーツ(約85円~170円)くらいのコーヒーを頼む場合、基本的に何も伝えないとかなり甘い仕上がりになります。
これはセブンイレブンで買ったラテですが、コンビニのカウンターでオーダーするコーヒーもかなり甘いです。
判断が難しいのが、1杯60バーツ~90バーツ(約205円~305円)くらいの価格帯のお店。油断すると、甘い場合があります。ちなみにタイでよく見かけるCafé Amazonは、何も言わないと甘いです。
一方、1杯100バーツ(約340円)を超えるような、スタバ並みのお値段のお店は、基本的に甘くありません。
また、少し前からタイでもサードウェーブコーヒーの波が来ているため、コーヒーにこだわったカフェも増えており、ハンドドリップでコーヒーを出してくれるようなお店、コーヒーに特化しているカフェ等も基本的に甘くありません。
こちらは今おしゃれなカフェで流行っているボトルドリンク。水出しコーヒーですが、甘くありませんでした。
でも同じくらい高めのこちらのアイスティーはシロップ入り。私には少し甘く、あぁ~確認すればよかった!と後悔。
20代のタイ人スタッフに聞くと、タイの若者も、タイのドリンクは甘すぎると思っているようです。ただ、お母さんお父さんより上の世代は長い間甘~いドリンクを飲んできて、甘くないと物足りないという方も多いようです。
町中の食堂やカジュアルなお店は甘く、若者向けのおしゃれなお店は甘さ控えめ、もしくは甘くない方向にいっているとのこと。世代間の好みで、色んな甘さが共存している事情が垣間見えました。タイでも健康志向な人が増えてきたので、そのうち激甘ドリンクもあまりお目にかかれなくなるかもしれませんね。
だけどご安心ください。どのお店も、きちんと甘さについて希望を伝えれば、カスタマイズしてくれます!
砂糖を入れないでほしい場合:マイ・ワーンまたは、マイ・サイ・ナムターン
ほんの少しだけ甘くしてほしい場合:ワーン・ニッディアオまたは、ワーン・ノーイ(伸ばすのがポイント)
少しだけ甘くしてほしい場合:ワーン・ニッノイまたは、ワーン・ノイ
これは私がタイで働き始めてすぐ同僚に教えてもらったタイ語です。タイの若い人も大抵ドリンクを頼むときは甘さ控えめにオーダーしていることが多いです。
ちなみに、タイの甘いミルクティー、チャー・イェンはマイ・ワーンにすると美味しくありませんでした。少し甘くしてもらうのがおすすめです!