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タイを代表する芸術家であるティウさん。
彼との出逢いに関してはこちらのブログでもご紹介をさせていただいたことがあります。
出逢いから何度も様々なプロジェクトでご一緒させていただき、現在も継続している展示会もあります。
ティウさんは写真家としても著名な方ですが、彼の陶芸作品のファンもタイ全土、世界中にいらっしゃいます。今回は、陶器を使ったアート作品をモチーフにバンコク都内で単独個展が開催されました。
当個展は2023年11月25日から2024年1月14日まで、バンコクのアート地区にあるATTAギャラリーにて開催されました。以前こちらのブログでも「バンコクアート散歩」としてご紹介をさせていただいたエリアです。
ATTAギャラリーへのマップ
https://maps.app.goo.gl/b6VcGwn4RJPYXwKu5
“Unsinn im Sinn”とはティウさんが高校を卒業してドイツへ進学し、その際に最初に陶芸を教えてくださった先生に言われた【言葉】として彼の記憶に残っているものでした。その後、別の師に出逢い、芸術の魅力の虜となり、不可能は無いということに気が付いたということです。
ティウさんの工房を訪れるたびに、その制作過程を見せていただいていたものが、アートとして美しく、凛々しく展示されています。
他者からしたら「ナンセンス」だと感じることが、本人にとっては自身の情熱と好奇心の結晶であること。ティウさんにとっての陶芸とは何か、陶芸を使って何を表現しようとしているのか、そんなティウさんの想いを作品から感じ取ることが出来る個展でした。
個展内で展示されていたビデオでは、作品が出来上がるまでの緻密かつダイナミックな制作過程を知ることができました。
作品が完成するまでの様子を見ることで、個展での発表にかけるティウさんの強く、真摯な意気込みを感じました。ギャラリー内の空間を上手に使って作品を展示しており、それぞれのピースにはどのような意味があるのだろうかと考え、ワクワクしました。
販売をしている作品も沢山展示されています。小さいピースから大きな作品まで、ティウさんの陶器への深く広い愛を感じられました。
ティウさんの遊び心が垣間見れるスポットもあります。ちょっとしたところに、可愛らしい陶器のワンちゃんが隠れていますので、そんな遊び心にクスっと笑みがこぼれる個展でもありました。
今回はティウさんの個展が開催されましたが、こちらのギャラリーや近隣では多くの若手アーティストから、世界的に著名なアーティストまで色々な方々が個展などを開催しています。
チャオプラヤー川にも近く、タイを感じられるスポットもありますので、タイや世界のアートを楽しむと同時に、タイの文化、食習慣などにも触れることが出来る時間をお過ごしいただけます。バンコクを旅する際には是非足を運んでみてください!