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バンコク本社の田中です。2019年6月より、夫ともうすぐ4歳になる息子とバンコクで暮らしています。
この場をお借りして、「タイの子育て」について、お伝えしていけたらと思います。どうぞお付き合いください。
タイに来ることが決まった時、私の一番の心配は、「蚊」でした。タイではデング熱やマラリア等、蚊を媒体とした感染症にかかるリスクが日本より高く、蚊に刺されやすい息子をどう守るかは、重要なミッションでした。日本でひと通り予防接種は受けてきたものの、デング熱やマラリアは蚊に刺されないことが唯一の予防策です。
もちろんタイにも、強力な殺虫スプレーや蚊取り線香は売っています。
問題は肌に塗るもの。日本では、赤ちゃんでも使える天然成分の優しい虫よけを使っていました。タイでも天然成分の虫よけスプレーやクリームはたくさんあり、特にレモングラスやシトロネラなどのハーブを使用した製品は寧ろ日本より充実しています。
こちらは、オーガニックショップに並ぶ、天然成分の虫よけです。
ただ、天然成分のものは、つけているのに刺されることもあり、やはり効果としては物足りない感じがしました。幼稚園でも、虫よけは塗ってくれないため、こまめに付け直すこともできません。かといって、虫よけ効果の高いDEET成分を含む商品は、大抵4歳以上が対象年齢となっており、使うのがためらわれました。そこでしばらくは、DEETではなくイカリジンという安全性が高く、かつ虫よけ効果もDEETに劣らないという比較的新しい商品(虫の種類の守備範囲はDEETの方が広いそうです)を、日本から持ち込んで使っていました。
できればタイで同じようなものを見つけたいと、ドラッグストアに寄っては虫よけ商品の裏に書いてあるタイ語とにらめっこをする日々が続きました。そして・・そんな日々を半年ほど過ごしたある日、ついに、見つけたのです!「どうせDEETだよね」と裏を見ると、「あ!!!イカリジン!」(と、声に出したかは覚えていません)
それがこちらの商品です。2歳から使えます。イカリジンの配合は15%です。
お値段は30gで通常80バーツ(約280円)です。隣のDEET商品が55バーツなので、少し割高です。
私はBTSエカマイ駅に直結する商業施設、GatewayのM階に入っているツルハドラッグで見つけました。
以来この商品を使っていますが、塗り忘れて刺されたことはありますが、塗っていて刺されたことはありません。
2歳未満の小さなお子さんは、やはり天然成分の商品を使ったり、長ズボンをはかせるなどの対応になると思います。
ただ、実際にバンコクで暮らしてみて、大人でもそこまで蚊に刺されるということはありません。幼稚園などの施設も定期的に除虫をしています。要注意なのは、雨季と、夕方から夜の時間帯です。小さな子供のいる家庭は夜に出かけることもあまりないと思いますが、山や海などの観光地へ旅行に行くときは、強烈な蚊がいますので、予防対策を万全にしてくださいね!