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タイに来て驚いたこと

タイならでは

タイに来て驚いたこと

バンコク本社の田中です。皆さんは、タイに来て驚かれたことは何ですか?
今回は、私がタイに来た当初、驚いたこと・不思議に思ったことを、いくつかご紹介したいと思います。どうぞお付き合いくださいませ!

その1:使われない郵便ポスト
タイにももちろん郵便ポストはありますが、書類を郵送する時に、郵便局に持ち込んだほうがいいよ、と言われます。確かにポストに投函している人、見ない・・。なぜか聞くと、「いつ回収されているのか、ちゃんと届くのか分からないから」とのことでした。確かに、回収してる人も、見たことない!ではあのポストは何のために・・と思うのですが、郷に入っては郷に従えですね。毎回郵便局から発送しています。


その2:トイレのシャワーの使い方
タイのトイレには、必ずと言ってよいほど、シャワーがついています。このシャワー、誰がどんな時に使うのかな?と思って、同僚に聞いてみました。実は、最初は大きい用を足した後にお尻を洗うのかなと思っていました。でも実際は、少なくとも私がヒアリングした限りでは、全ての用を足した後に必ず洗うのだそうです(女性の場合)。それを聞いて私は腑に落ちたことがありました。タイはティッシュペーパーを便器に流してはいけません。ごみ箱に捨てるのですが、その割にタイのトイレは清潔に管理されています。こまめに清掃の人が入っているというのもありますが、匂いの元を皆が洗い流すので、不衛生にならないのだと思います。


その3:変幻自在のバイク屋台
タイではバイク屋台がたくさん存在します。飲食店以外にも、ちょっとしたお店になっているんです。
例えばこちらはほうきやステッカー等を売っているバイク屋台。


こちらは果物屋さん。パラソルまでついてます。


見かける度に目を奪われ、「え!?」と2度見してしまいます。普通に車道を走っているので、危なくてハラハラしますが、絶妙なバランス感覚ですね。次はどんなすごいバイク屋台に出会えるだろう!と毎日ワクワクしています。

その4:屋台の早業
オフィス近くの果物屋さんでは、注文するとその場で果物の皮をむいて切ってくれます。その早業っぷりがすごいんです。リンゴもマンゴーもあっという間にきれいにカットして、袋に詰めてくれます。何度見ても見とれてしまいます。

それからクイッティアオ(麺)屋さんでも、スープを小さな袋に入れて、空気を含ませてパンパンにして、目にもとまらぬスピードであっという間に輪ゴムをかけます。職人技ですね!!最近はテイクアウトが多くなり、益々その技に磨きがかかっているのではないかと思います。

その5:カスタマイズ食堂
タイの食堂に通うようになって驚いたことが、メニューの注文の幅の広さです。例えば、カオマンガイひとつとっても、まず「ガイトート(揚げた鶏肉)」か「ガイトム(茹で鶏)」か、「両方入れてほしい」かを選ぶ、「ルアット(血の塊)」は不要か、ガイトムの場合、「ナン・ガイ(鶏の皮)」が不要か、たれは基本2種類ついてきますが、ナンプラーで食べたい人は、ナンプラーをつけてと伝えればOKです。メニューになくても、「○○は作れますか?具材はこれで、味付けはこれで、辛さは控えめで」と要望を伝えれば、材料があれば作ってくれますよ。



同じ「パッガパオ」(ガパオライス)でも、こちらは豚バラ肉のかりかりあげのパッガパオ・ムーゴウ


こちらはシーフードのパッガパオ・タレー。目玉焼きの有無も選択できます。


同じ「パッシーユ(タイ醤油炒め)」でも、こちらはメジャーな太麺センレック


でも、細麺のセンミーでも作ってくれます。具材も豚か鶏か選べますよ。注文の仕方が分かったら、色んなカスタマイズができて嬉しいですよね!


その6:とっても優しい!
食堂のお話からも分かりますが、みんなとても優しいです。一度朝の出社時にお昼ご飯を買っていこうと近所でガイヤーン(焼き鳥)を注文したら、まだ焼けてないからと、後で会社までバイクで持ってきてくれました!出来立てのガイヤーン、美味しかったです。


タイの道路は実質歩行者優先ではないので、渡るのが怖いですが、一緒に渡る人がいたら、腕をつかんで渡ってくれたり、車を停めてくれたりします。意外と車やバイクも目が合うと停まってくれますよ。特に子供を連れているとすぐ停まってくれることが多いです。後方のバイクにも手で合図をして停めてくれます。


近所にある学校も、基本構内は関係者以外立ち入り禁止ですが、最寄りのコンビニへ行くのに構内を抜けた方が便利なので、息子を連れて「通ってもいいですか」と聞くと、みんな笑顔で「いいよいいよ!」と言ってくれます。


もちろん、万国共通、悪いことを考える人もいますので、最低限の注意は必要です!

今は新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、タイ社会にも暗い空気が立ち込めていますが、タイでは路上生活者への食糧無料配布から自宅療養者への医療ケアまで、民間のボランティアが大活躍しています。一般の人は不要な生活用品を「助け合いの棚」に持ち寄り、生活困窮者に配布しています。また、マンションの管理組合でも自宅療養者に無料で食料を配布したりとサポートを行っているところが多いです。まさに一丸となって「乗り越えよう」という姿が、このような状況の中、希望の光に思えるのです。

早くこの事態が収拾し、また皆さんをタイにお迎えできる日を一同心待ちにしております。