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バンコク本社の田中です。
タイの方はお花や植物が好きなので、住宅街を歩いているだけでも色とりどりの美しいお花に出会うことができます。
先月NHKで放送された「世界はほしいモノにあふれてる」でも、タイの珍奇植物が取り上げられていましたね!
今年は日本でも思うようにお花見ができなかった方が多いのではないでしょうか。
今回は、私が通勤時や散策がてら撮影してきた、タイの路地のお花たちをご紹介できればと思います。少しでも癒しになりましたら、とても嬉しいです。
まずは、タイを代表するお花。今が見頃のゴールデンシャワーです。
本当はバンコクの大きな公園にお花見に行きたかったのですがコロナ拡大で行けず・・ご近所のお花をありがたく鑑賞させていただきました。
鮮やかな黄色がタイの国民にも愛されています。ソンクラン(タイ正月)の時期に満開になるのも、ハッピーな気持ちが倍増していいですね。
次はきれいな蓮の花。つい先日、自宅の前にあるお店の軒先できれいに開いていました。翌日には散ってしまう儚い美しさです。
タイでは蓮の花は、お寺でお参りする際によく使われます。みんな蓮の花は好きですが、やはり仏様に捧げるお花というイメージが強く、買ってきて自宅に飾ることはあまりしないそうです。
そして、蘭もタイのイメージがあるお花ですね。
この写真は、タイのシルク王と言われるジム・トンプソンの自宅を公開している「ジム・トンプソンの家」での一枚です。「ジム・トンプソンの家」は建築としても一見の価値がありますが、珍しい大きな鉢植えの蘭もとても素敵でした。
こちらはバンコクのお寺、ワット・サケットに植えられていたものです。タイは蘭の一大生産地で、日本にも数多くの欄が輸出されています。日本では高い蘭の花も、タイならお手頃価格で買うことができますよ。
それから忘れてはいけないのがジャスミンです。タイの人にとって、ジャスミンは大切なお花なのです。タイでは「母」を象徴するお花で、8月12日の母の日には、ジャスミンの花が送られます。
花輪のお守り、マーライにも、ジャスミンが使われます。
面白い逸話があるのは、プルメリアです。
樹液に触れると皮膚がかぶれることから、昔は「ラントム」(悲しいという意味のラトムに近い発音)という名で嫌われていたそうなのですが、この花に魅せられた現国王の妹であるシリントン王女が「リーラワディー(美しい女性)」と改名をしてからは、徐々に人気の花になっていったそうです。日本ではフランジパニという名でも親しまれていて、ハワイやバリ島のイメージがありますが、そんな逸話があるとは知りませんでした。
他によくタイの路地で見かけるのは、色とりどりのブーゲンビリアや
シクンシ。
こちらは香港原産のバウヒニアだと思います。
日本でも見るキョウチクトウは毒がありますので、触れないように気を付けてくださいね。
変わり種では、カオヤイで出会ったサーラのお花。
まだ名前を知らないお花もたくさんあります。こちらはお寺で見かけた色んな色の花が咲くカラフルな木!もしご存じでしたらぜひ教えてくださいませ。
タイにはお花を観賞できる観光地もたくさんあります。私はまだ行ったことがないのですが、またいつかお伝えできればと思います。