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ティウさんとの出逢いは、偶然でした。20年以上過ごすタイでの親しい友人の一人となり、タイ、日本両国内の色々な場所に一緒に足を運びました。現在も開催しているティウさんの個展では福島の四季を美しく繊細な写真で表現しています。

コロナ禍で日本へ足を運ぶことが難しかったティウさんですが、今回、３年ぶりにタイ人のお友達と一緒に福島を再訪してくださいました。


ティウさんの笑顔がはじける福島旅は天候にも恵まれ、美味しい幸せにも溢れました。


すでに福島に４回足を運んでいるティウさんではありますが、過去の訪問では「浜通り」を訪れる機会が多くなく、今回は初めて「いわき市」にて宿泊滞在、アクアマリンなどでも沢山の撮影をして楽しまれました。


ティウさんの美しい写真は、無我夢中になり、何時間もかけてあらゆる角度から沢山の写真を撮影する中で誕生します。今回も、ティウさんの“Signature Pose（寝っ転がったり、跪いたり）”で何度も何度もシャッターを切り、多くの美しい情景をカメラに収めていました。



被写体になる我々も大変です（笑）「動かないで！」「顔を15度右に傾けて！」「顎を引きすぎないで」ティウさんからの指示に応えて、同じ場所でポーズを取り続けます。夜、大きな銀杏の木の下で撮影したこちらの写真も、既に数十分が経過・・。当日、我々以外に誰もいなかったこともあり、ティウさんが納得する画像が撮れるまで何度も何度もチャレンジしました（苦笑）。


今回の旅ではティウさんやお友達の皆さんに福島ならではの体験もしていただきました。柳津では赤べこ伝説を学び、赤べこの絵付けも。


こういった体験は可愛らしいお土産にもなりますし、帰国後も赤べこを見て、楽しかった旅の思い出に浸れますね。今回ご一緒されたお友達の中にはティウさん以外にもタイの現代アートを牽引しているアーティストなどもいらっしゃり、皆さんの個性が十分に溢れた可愛らしい赤べこが完成しました。

ティウさんをはじめ、皆さん、日本食が大好きです。コロナ禍で日本に来れない間も、バンコクやラッチャブリーで日本食を食べている写真を送ってきては、「日本で美味しいカツ丼やラーメンが食べたい！」「刺身が食べたい！」などと連日仰っていました。

そんな皆さんのご要望にお応えして、初日は海の幸を楽しみ、翌日の昼食ではお蕎麦や天丼を。「美味しい！」「嬉しい！！」と大喜びでした。


美味しい幸せを大切な人たちと共有できる時間がいかに大切なものであるか実感する機会でもありました。腹ごしらえをした後は、撮影再開です！ひたすらカメラを構えて、絶好のシャッターチャンスを狙うティウさんを横に、我々は紅葉に彩られた美しい福島の大自然の中で心温まる時間を過ごしました。


「次はいつ旅に行こうか？」「どこが良いかな？」「何をしようかな？」と道中に次回の約束をする会話も弾みます。皆でこうして新しいことを学びながら、常に好奇心を持ち、大笑いをしながら、色々なことを共有できる日々は宝物です。