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バンコクの高級私立病院

タイならでは

バンコクの高級私立病院

バンコク本社の田中です。

私がタイに来て驚いたことの一つが、高級私立病院の豪華さです。

タイには、公務員用、民間企業の従業員用、それ以外の人用の3つの公的保険制度がありますが、公的保険制度でアクセスできる病院は限られています。そこで、タイ語の分からない外国人や、比較的裕福な人達は会社または自分で民間の医療保険に入り、高級私立病院を利用することが一般的です。

タイは医療ツーリズムを推進しており、周辺の国々や中東等からも治療目的で患者が訪れます。私がバンコクで知り合ったネパール人女性も、ネパールの病院は設備が不安なのでバンコクに引っ越して出産したと言っていました。高級私立病院は、もちろん医療費も高額になります。一般的には、医療保険に加入していないとまず利用できません。自由診療制度を導入しているので診察費は病院によっても、医師によっても異なります。

私も2つの病院を利用したことがありますが、当初驚いたことをご紹介したいと思います。

1.施設がホテルのよう
こちらは外国人も利用することが多いバンコク病院です。私はここでMRIを人生初体験したのですが、閉所が怖い私のために、開放型の最新のMRIで検査をしてくれました。



外観も立派ですが、内観もこの通り。まるでホテルのロビーのようです。



小さなモールが併設されていて、カフェやレストランも入っています。



こちらは、息子が利用することの多い、サミティベート病院の小児科です。子供の遊び場も併設されています。日本人の利用が多いこともあり、2019年には日本人医療センターも開設されました。至れり尽くせりですね。(写真はFacebookページからお借りしました)



腸炎で2泊入院したことがありますが、入院する場合、基本は個室です。とても広くて立派な個室で、シャワールームやトイレ、簡易キッチンもあります。親はソファーベッドで泊まり込みができるようになっています。Wi-Fi完備、病院食は3食自由にオーダーできます。本当にホテルみたいですね。ただ、お値段も高級ホテル並みです。



2.英語/日本語対応が可能
ほとんどの医師、看護師は英語が話せます。特に医師は海外で研修を受ける人が多いためか、英語は基本できる、というイメージです。一部日本語が話せる方もいます。

前述したように、タイは医療ツーリズムを推進しているので、高級私立病院に勤務するには英語は必須スキルなのかもしれません。日本人向けには日本語通訳サービスがあるので、言語面で苦労したことはほとんどありません。

3.治療方針が日本と異なる
私が日本で通院していた小児科では、解熱剤は38.5度以上で使うという方針でした。タイでは、診察前に熱があれば37度台でもその場ですぐに解熱剤シロップを飲ませます。基本熱があるときは飲ませる、という感じのようです。同じように、咳止めもよく処方されるように思います。

また、鼻水が出ている時、日本だと基本吸引していましたが、こちらは鼻うがいをします。そして家でもやるように、生理食塩水数リットルとチューブを処方されるのですが、子供が嫌がりすぎて結局できません・・。個人的には鼻うがいの方が効果がありそうだと思うのですが、日本から鼻水吸引機を持ってきてよかったなと思います。

それから、息子が3歳で腸炎になった時も、即日入院、夕方から下剤を飲ませ、翌日全身麻酔をして胃と腸の内視鏡検査という驚きのスピードでことが進みました。調べてみると、日本では小さな子供への内視鏡検査はもう少し慎重に検討されるようです。これは、どちらが良いということではないと思います。ただ国によって、治療方針や考え方が違うのだなと思う出来事でした。

4.女性医師が多い
私がこれまで利用した病院では、女性医師がとても多いと感じました。特に小児科では半数以上が女性医師だと思います。また、婦人科はほぼ女性医師です。患者が女性や子供なので女性医師が多いのか、他の科でも全体的に多いのかは分かりません。

日本では婦人科でも女性医師が曜日限定で在籍しているかいないか、といった感じだったと思います。その点、タイでは女性同士、身体の不調についても話しやすいですし、診療時や検査時の抵抗感が全くなくて、個人的には嬉しいです。

5.薬は薬局が安い
一度、息子の保湿剤を病院で出してもらったことがありました。市販品のボディクリームだったのですが、あとで販売価格を調べたところ、半額以下だったということがありました。病院で処方される薬は基本割高です。保湿剤やちょっとした風邪薬、サプリメントなどは、病院でもらわずに自分で買った方が安いと思います。

以上、私がバンコクで病院を利用して驚いたことをご紹介しました。

今医療関係者の方々は本当に最前線で奮闘されています。一刻も早く、この事態が収束することを願って止みません。