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中華街散歩

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中華街散歩

バンコク本社の田中です。現在バンコクではまだ気軽に外出できる状況ではありませんが、今回は少し気分を変えて、私が昨年訪れたバンコクの中華街をご紹介したいと思います。

バンコクの中華街は、「ヤワラート」と呼ばれます。ヤワラートではサンペーンマーケットや、インド人街のパフラット市場などの問屋街でお買い物をするのも楽しいですが、今回は私がプラプラと気の向くままに食べ歩きをしたゆるいプランです。どうぞお付き合いくださいませ。

ヤワラートへは、2019年に地下鉄MRTブルーラインが延伸してできた新駅「ワットマンコン」で降りるのが便利です。
こちらがそのワットマンコン駅です。降りた瞬間に中華街に来た!と思える可愛いイラストがお出迎えです。


駅を出ると、漢字の看板が目に入ります。特に「金行」という文字が目立ちます。金のビジネスをしている方が多いのですね。見る限り、漢字は「簡体字」ではなく「繁体字」が主流です。これは現在のヤワラートの形成が18世紀後半と歴史が古いことに関係しているのかなと思いました。


小さな路地裏を通り抜けて、メインのヤワラート通りへ向かいます。お店がひしめいていて、中華食材や雑貨、漢方ドリンク等が所狭しと売られていました。




ヤワラート通りは幅が広く車通りの多い道路で、歩道は狭く人が多いと少し歩きづらいです。この日は小雨が降っていて、人は比較的少なめでした。


お目当ては、本格的な中国茶が飲めるお店「Double Dogs」です。珍しいお茶がたくさん並んでいました。少し肌寒かったので、温かいお茶を飲むにはよいタイミングでした。淹れ方が分からない場合は、店員さんが淹れてくれますよ。




オーナーとお話がしたかったのですが、他のお客さんとずっと話されていたので今回は諦めてお店を後に。バンコクで美味しい中国茶が飲みたい時には是非立ち寄ってみてくださいね。

そしてもう一店、行きたかったのが豆乳プリンのお店、「八號甜蜜」です。豆乳プリンに、オリジナルの「クコの実シロップ」や「ごまシロップ」「マンゴーシロップ」「ピーナッツシロップ」などをかけていただく、人気の台湾スイーツ店。私はオリジナルをいただきました。とろーり豆乳プリンがとっても美味しくていくつでも食べられそうでした!




それから興味本位で漢方茶の有名なお店「カンキー」へ。創業は1901年だそうです。香港や中国の南方では、「涼茶(Liang Cha)」という漢方茶を飲む習慣がありますが、移民の方と共に「ジャップ・リェン」という名前でタイにもこの漢方茶文化が入ってきました。中華街を中心に、コンビニなどでも買うことができますよ。このお店は本来はコップ1杯10バーツ(約35円)をその場で飲み干すスタイルなのですが、コロナの影響か、ペットボトルでの販売に変更されていました。苦くて甘い不思議な漢方ドリンク、試してみたい方はぜひ!



この日は、以前のブログでご紹介したWallflowers Cafeに寄って帰ったのですが、最後に、別の日に訪れた素敵なカフェを一店ご紹介します。

Aoon Pottery」というこのカフェは、ヤワラート通りから少し外れた場所にある、小さなカフェです。2階が小さな陶器の工房になっていて、見学をしたり、陶器を買うこともできます。手作りの温かみのあるカップでドリンクがいただけますよ。雰囲気もとってもよくて、落ち着くお店です。






店内には陶器の生産地がわかる地図が貼ってありました。私は器を見るのがとても好きなので、いつかタイ国内の、器の旅をしたいなと思っています!


お店からすぐの徒歩圏内には小さなお寺があって、自由に出入りできました。本当に路地裏を散歩しているような、ヤワラートの喧騒から離れた一角でした。



ヤワラートにはまだまだ見どころや美味しいレストランがたくさんありますので、またの機会に改めてレポートできればと思います。皆さんもおすすめのお店がありましたら、是非教えてくださいね。