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想い出のタイ映画 その2

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想い出のタイ映画 その2

※TOP画像:https://www.sanook.com/movie/20775/より

コリ企画代表の比護です。

私にとっての想い出のタイ映画シリーズ第二弾です。今日は「The Letter(เดอะเลตเตอร์ จดหมายรัก)」をご紹介したいと思います。

2004年に公開されたこちらの映画、当時タイ在住のタイ語を話さない外国人の友人と劇場に足を運びました。私はタイ語で、友人は英語の字幕を見ながらの鑑賞でした。鑑賞中、私は涙が止まらず、横にいる友人はそれが理解できませんでした。「字幕の大切さ」を心底感じた作品となり、その後、弊社が字幕制作に関わる際に、常に初心に戻らせてくれる出来事となりました。

こちらの映画は韓国作品のリメイクで、心揺さぶられるヒューマンドラマです。タイ語のタイトルを直訳すると「恋文」。ラブストーリーなのですが、私にとっては、それ以上に生き方、周囲との接し方などを学ばせてくれる、気付かせてくれる作品です。

20年近く前の作品ですので、少しレトロな感じがあります。映画のオフィシャルトレイラーは下記よりご覧ください:
https://www.youtube.com/watch?v=EzXW6y0vRcY

これを運命と呼ぶのでしょうか、偶然出会った美男美女のカジュアルな恋愛話ではありません。相手を想い、己の人生を全うし、次世代へつなげていき、優しく、強く生き抜くための指南書です。

日本人女性がこちらの作品を見ると、タイ人男性の優しさや温かさに触れることが出来ると思います。タイの男性は浮気性である、遊び人であると一般的に言われたりします。そういった面と優しい面は紙一重だと思いますが、この作品の中でも、タイ人男性の優しい温かい気持ちに心がぎゅっとなるシーンが詰まっています。

私個人の経験から、タイ人男性に関して記憶に残ることを思い出してみました。

①食事をとり分けてくれる。トムヤムクンに入っているエビなどの殻をむいてくれる。
②通勤の送り迎えをしてくれる。
③(かなり)頻繁に電話やメッセージで連絡を取る。
④ちょっとしたプレゼントを粋なタイミングでくれる。

映画の中には自分が経験したことなどと重なる部分もあり、共感し、懐かしい気持ちが沸き起こるのかもしれません。

是非、皆さんに見ていただきたいので、ここで当作品の「ハッピーエンディング」の詳細は述べませんが、シングルマザーとして育児をする私にとって、この作品の「ハッピーエンディング」は優しくて強い母親として生きるためのエネルギーを与えてくれるものです。そしてタイトルにある「恋文」は人生を全うするための「道しるべ」。

可能であればタイ語で見ていただきたいと思いますが、今は日本語の字幕が付いたDVDもあるようですので、機会があればぜひご鑑賞ください。